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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻5号

1989年05月発行

文献概要

特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(4)1988年9月 東京 学術展示

眼循環の研究—眼内圧回復速度とその臨床的意義

著者: 田島秀樹1 堀内二彦1 大野理子1 藤川英津子1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学眼科

ページ範囲:P.802 - P.803

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 緒言 眼球を短時間,眼動脈圧程度の圧力で圧迫し急に解除すると,眼内血管の瞬間的虚脱のため一旦眼圧は低下するが,血液の眼内血管への流入と共に眼圧は上昇し元の圧に回復する。この時の単位時間あたりの眼圧上昇を我々は眼内圧回復速度(Intraocular Pressure Recovery Velocity: I0P-RV)と呼び,その特性について家兎眼を用いて基礎実験を行ってきた1-3)。今回,これまでに得られた結果をもとに,人眼を対象として I0P—RVの測定を行いその臨床応用を試みたので報告する。
 対象ならびに方法 対象として全身的にも眼科的にも異常のない成人ボランティア5名10眼の他,疾患例として高眼圧症,内頸動脈閉塞症,強度網脈絡膜萎縮,強膜炎などについて検討を行った。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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