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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻5号

1989年05月発行

文献概要

特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(4)1988年9月 東京 学術展示

螢光眼底血管造影検査におけるdigital fundus cameraの使用経験

著者: 播村佳昭1 白木邦彦1 三木徳彦1

所属機関: 1大阪市立大学医学部眼科

ページ範囲:P.814 - P.815

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 緒言 ビデオ,写真などのアナログ画像によらない,charge coupled device (荷電結合素子,以下CCD)カメラにて撮像し,デジタル化して画像処理する装置,digital fundus camera (以下DFC)を用いて螢光眼底血管造影検査を行い,従来の35mmフイルムによる写真と比較検討した。
 方法 使用したデジタル画像処理装置は,OIS社製DFCシステムである。眼底カメラはOF−60U (キヤノン)を用い,これに直結したCCDカメラによる撮像と,35mmフイルムでの撮影を同時に行い,スイッチにより,瞬時に切り換えが可能であった。デジタル化はリアルタイムに行われ,本体のhard diskと,WORM (write once read many times)としてlaser diskにメモリーされる。その容量は,230 MGバイトあり920駒に相当する。画像処理(contrast enhance-ment,image sharpening,zooming,nega-posi反転など)を行い,白黒モニター画面に表示された画像を写真撮影したものを,おのおの比較検討した。図1にシステムの概略を示した。症例は,ぶどう膜炎,網膜静脈分枝閉塞症,網膜血管炎,中心性漿液性脈絡膜症,糖尿病性網膜症,網膜色素線条症,加齢性黄斑変性症などの22例であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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