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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻5号

1989年05月発行

特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(4)1988年9月 東京

学術展示

ウロキナーゼ大量投与と星状神経節ブロック併用療法—網膜静脈閉塞症に対する応用

著者: 梶原一人12 坪田一男13 劉家華13 張裕子13 村上正和4 木俣仁4

所属機関: 1慶応義塾大学医学部眼科 2大田原赤十字病院眼科 3国立栃木病院眼科 4獨協医大学第1麻酔

ページ範囲:P.830 - P.831

文献概要

 緒言 網膜中心静脈閉塞症(CRVO)あるいは網膜中心静脈分枝閉塞症(BVO)は,高度な黄斑部浮腫,出血,硬性白斑を生じ,しばしば永続的な高度視力障害をきたす疾患である。今回著者等は CRVO 4例,BVO 9例に対しウロキナーゼ大量投与(UK)と星状神経節ブロック(SGB)を併用し,さらにBVO症例中6例にグリッド・パターン網膜光凝固術(GPHC)を施行し,網膜症の改善と視力の向上をみたので報告する。
 方法 SGBは1%塩酸メピバカイン8mlを1日1回第6または第7頸椎部に注射することにより行った。UKはダイナボット社製アボキナーゼ24〜30万単位をソリタT3500mlに溶解し2時間かけて点滴静注した.SGB,UK共に2週間継続を基本とした。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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