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臨床報告
ウロキナーゼが有効であった側頭動脈炎による前部虚血性視神経症の1例
著者: 湯口琢磨1 海谷忠良1 中村泰久1 永井重夫1 安藤秀夫1 畠山眞行1 健石忠彦1 守田潔1
所属機関: 1聖隷浜松病院眼科
ページ範囲:P.840 - P.844
文献購入ページに移動浅側頭動脈の生検にて,リンパ球の浸潤,巨細胞の出現と,内膜及び中膜の肥厚による血管内腔の閉塞,再疎通を認め,細動脈に血栓症を引き起こし易い状態であることが推定された。このため,重篤な障害を残し易い本症の治療には,線溶療法の併用が有用であると考えた。なお,本症例では,第2眼の発症前に,すでにCT及びVEPで異常を認めており,早期診断が可能であった。
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