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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻5号

1989年05月発行

文献概要

薬の臨床

カルシュウム拮抗剤—塩酸フルナリジンの原発開放隅角緑内障および低眼圧緑内障に対する効果と副作用

著者: 藤田邦彦1 根岸千秋1 木村泰朗1 石井るみ子1 中島章1

所属機関: 1順天堂大学医学部眼科

ページ範囲:P.865 - P.868

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 眼内血液循環改善のため,持続型脳血管障害改善剤のカルシュウム拮抗剤・塩酸フルナリジン(フルナール®)をPOAGおよびLTGにて内服投与して,視野や乳頭の状態に変化をきたすかどうか,さらに副作用について検討した。視野や乳頭については一時的に改善されたように見える例が6/45=13.3%に見られた。6ヵ月以上投与を継続できた例は37/45=82.2%で,その内の14/37=37.9%にパーキンソン症候群,鬱状態,錐体外路障害の重篤な副作用が見られた。特に,女性,高齢者にこの傾向が強かった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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