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連載 眼科図譜・275
文献概要
緒言 桐沢型ぶどう膜炎は臨床像が広く認識されるにつれ,今日までに本邦では120例以上の報告を数える。患者は各年齢層にわたっているが,10歳未満の症例は我々の検索した限りでは原発性免疫不全の乳児とヘルペス性脳炎の新生児各1例の報告があるのみである。今回我々は健康な7歳の小児に本症を認め,アシクロビル・γ-グロブリン製剤・ステロイド剤の全身投与により,現在のところ良好な経過を辿っているので報告する。
症例 7歳の女児。
症例 7歳の女児。
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