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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻6号

1989年06月発行

文献概要

特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(5)1988年9月 東京 学会原著

下斜筋後転術による眼位の矯正について

著者: 初川嘉一1 山田泰生1 岡本純之助1 楠部亨1 大鳥利文1

所属機関: 1近畿大学医学部眼科

ページ範囲:P.901 - P.903

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 下斜筋後転術による垂直,水平眼位の変化について検討した。片眼の下斜筋後転術20例で,垂直眼位は5〜7△矯正された。両眼の下斜筋後転術8例では,垂直眼位の変化はほとんど起こらなかった。下斜筋後転術による水平眼位の変化は,輻湊側へ移動する例と開散側へ移動する例とがあり,一定の傾向を認めなかった。下斜筋過動症を伴った症例では,下斜筋後転術を先に行い,残った水平斜視に対して定量手術を行うのが妥当と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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