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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻6号

1989年06月発行

文献概要

特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(5)1988年9月 東京 学会原著

Primary aberrant oculomotor regenerationの2症例

著者: 田辺由紀夫1 八木橋修1 鈴木利根1 石川弘1 北野周作1

所属機関: 1日本大学医学部眼科

ページ範囲:P.935 - P.937

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 動眼神経麻痺の進行中に異常再生による症状が出現するprimary aberrant oculomotor regenerationを呈し,蝶形骨洞嚢胞を原因とする症例と,上眼瞼の特異な律動運動を伴う症例を経験した。
 症例1は51歳の男性。複視を訴えて来院。右眼に異常再生の症状を伴う動眼神経麻痺を認め,CT検査などから右蝶形骨洞嚢胞と診断された。症例2は64歳の女性。1年前より徐々に進行する複視を訴えて来院。異常再生の症状を伴う右動眼神経麻痺に加え,右上眼瞼の律動運動を伴っていた。血管撮影で海綿静脈洞内内頸動脈瘤と診断された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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