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特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(5)1988年9月 東京 学術展示
未熟児網膜症治療用試作コンタクトレンズの使用経験
著者: 廣辻徳彦1 片岡淳子1 川崎茂1 森下清文1 中島正之1 渡辺千舟1
所属機関: 1大阪医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.966 - P.967
文献購入ページに移動症例 症例は妊娠28週,体重1,024gで出生した女児で,出生後1分のApgar scoreは5点であった。生直後より気管内挿管でO2投与が行われ,レスピレーター,O2boxも使用された。生後51日目(延べ在胎35週)の眼科初診時には体重1,216gで,前眼部・中間透光体に異常なく,角膜径は8mm,散瞳時の瞳孔径は6mm,左右差は認めなかった。眼底は網膜の色調がやや悪かったが,乳頭の境界はほぼ鮮明で,周辺部では血管の発育不良や蛇行があり,新生血管,無血管領域,境界線形成,点状出血も認められた。
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