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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻6号

1989年06月発行

文献概要

Report from Overseas

漿液性中心性脈絡網膜症に対するargon laser光凝固の臨床効果及び螢光眼底造影所見の変化

著者: 頼盛輝1 李辰1

所属機関: 1曁南大学医学院眼科

ページ範囲:P.1047 - P.1051

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緒言
 漿液性中心性脈絡網膜症(idiopathic central ser-ous chorioretinopathy,以下ICSC)は過去20年の間に,中国においても目立ってふえてきた眼病の一種である。1960年代以来螢光眼底血管造影術が導入されて,これによって本病の脈絡毛細血管の透過性亢進,網膜下漿液貯留・網膜色素上皮あるいは神経上皮剥離及び螢光漏出点などの新しい所見が発見され,本病の発病機序及び治療方法の研究にはなはだ意義ある貢献をした1)
 最近レーザー光凝固を応用して螢光漏出点を閉鎖する治療方法は,単純の薬物療法のみに頼る過去の療法に比して,より良好な効果をあげうると一般に公認され,すでに数少なくない研究報告がされている2-4)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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