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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻7号

1989年07月発行

文献概要

特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(6)1988年9月 東京 学術展示

前房隅角部角度の画像計測

著者: 坂本保夫1 高橋信夫1 佐々木一之1

所属機関: 1金沢医科大学眼科

ページ範囲:P.1104 - P.1105

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 緒言 日常臨床において前房隅角の広さの測定は,通常ゴールドマン型三面鏡下の観察ないしは,簡便にはVan Herick法などによって行われるが,これを数値として表現する試みは少ない。特殊撮影法により撮影された前眼部スリット像を画像処理することにより,前房隅角部の角度を具体的な数値として求める方法を,開発したので以下に報告する。
 画像および装置 前房隅角部の角度計測を行うための画像は,著者らが現在開発中の多目的前眼部生体計測装置1)によった。本装置によるスリット像撮影にはScheimpflugの原理が応用されている。スリット長は13mmであり,角膜輪部までの撮影が十分可能である。記録にはCCDカメラを使用しており,撮影と同時にmicro-computerのCRT display上にスリット断面像がデジタル画像(図1)として表示される。得られた画像は直ちにmicro-computerで処理される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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