文献詳細
文献概要
特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(6)1988年9月 東京 学術展示
眼部腫瘍組織のin vitro NMR緩和時間の測定—その病理組織学的所見との比較検討
著者: 能勢晴美1 本村幸子1 能勢忠男2 坪井一穂3 本間一弘4
所属機関: 1筑波大学臨床医学系眼科 2筑波大学脳神経外科 3筑波大学附属病院眼科 4工業技術院機械技術研究所
ページ範囲:P.1116 - P.1117
文献購入ページに移動方法 眼球内および眼窩内腫瘍の手術中に,その摘出腫瘍組織の一部を直径5mmのNMR用サンプルチューブに採取して密封し,ただちに−75℃で急速凍結して保存した。これを測定の10分前に室温に置き,Bruker社製NMRスペクトラム解析装置MinispecPC−120(常伝導,磁場強度0.47T)を用いてそのT1値ならびT2値を測定した。T1値の測定に際してはpuls sequenceはIR (inversion recovery下法を用い,τの異なる10のtime interva1でエコーを捉え,さらにS/N比を高めるために10回加算を行った。またT2値の測定にはCPMG (Carr-Purce1-Meiboom-Gill)法を用い,8pointでエコーを捉え16回の加算を行った。
掲載誌情報