icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻7号

1989年07月発行

文献概要

特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(6)1988年9月 東京 学術展示

眼科超音波診断に関する研究—第23報 超音波画像のファックスによる遠隔電送診断

著者: 太根節直1 橋本眞理子1 橋本武光1 平田昌也1 木村陽太郎1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1128 - P.1129

文献購入ページに移動
 緒言 技師の撮影した,あるいは診断的に困難な超音波画像を瞬時に遠隔地の中央の病院へ送り,専門家による正確な診断,回答を直ちに仰ぐことができれば,日常の臨床上大へん有用である。今回は通常のファックス装置を用いて,眼科におけるAモード,及びBモードなどのフィルム画像を,出来るだけ階調性を損うことなく,忠実に原画を電送,判読することを試みた。
 方法 使用したファックス装置は今回は送受信共,黒から白までの濃淡を16階調に分けて中間調電送ができるNEFAX-3EX (NEC)を用い,電送した超音波写真は,ZD-252装置,ZD-255装置,及びTopscan装置(ES−100型)等で撮影した眼部のモノクローム,Aモード,及びBモードのポラロイド写真で,別にカラースキャンコンバータで採取したカラー画像も電送した。市内の近距離及び市外の遠隔地へもそれぞれ電送して結果を比較した。電送には15秒を要するのみであった。電送は以下の諸条件で行い,画像を比較した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?