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結膜病図解
著者: 中泉行信 中泉行史 斎藤仁男1
所属機関: 1研医会
ページ範囲:P.1212 - P.1213
文献購入ページに移動これらの図譜の発達は病状の理解を容易にしたとともに,臨床的観察がより的確に行えるようになったあかしとみることができるといわれている。これらの眼病図には簡単な図説が附されていたが,一類一症の分類法による眼病各別の病状説明であった。一つの眼病を選んでその病変を記録し図解するようになったのは近代眼科が直接行われるようになってからのことといわれている。本書はそうした明治20年代前半に行われた眼病図解書の第1書とみられるもので,著者はその緒言に次の如く述べている。
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