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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻9号

1989年09月発行

文献概要

臨床報告

視野障害程度別の治療方針の検討—第2報 中期—末期視野障害群

著者: 今泉正徳1 藤沢久美子1 宮澤裕之1 溝上國義1

所属機関: 1神戸大学医学部眼科

ページ範囲:P.1385 - P.1389

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 湖崎分類Ⅲa期からⅣ期の視野障害を示す原発開放隅角緑内障症例47例64眼を対象として視野障害進行因子について検討した。Gold-mann視野計にて測定したⅤ-4イソプター視野をEstermanのgridに従って点数化し,経過観察中の視野障害進行率と諸因子との相関について検討した。眼圧は特に高齢者において視野障害進行の重要な因子であり,また眼圧レベルにかかわらず高齢者ほど視野障害の進行が明らかであった。さらに追跡開始時視野障害の程度により視野障害の進行に有意の差が認められた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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