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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科43巻9号

1989年09月発行

文献概要

臨床報告

Retinitis punctata albescensの姉妹例

著者: 浜井保名1 鈴木一作1 高橋茂樹1

所属機関: 1山形大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1411 - P.1414

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 6歳および7歳の姉妹にみられたretinitis punctata albescensの視機能を2年間にわたり観察した。
 2症例とも視力の低下,暗順応閾値の上昇が認められた。視野は求心性狭窄を示したが,2年間での変化は認められなかった。色覚検査(パネルD15)はtritaneであった。
 ERGではa波がわずかに観察されたが,2年間で消失型となった。またEOG (Light rise)は徐々に低下を示した。
 眼底所見では黄白色小斑点の数および出現部位には変化はみられなかった。遺伝形式は常染色体劣性であった。
 従って,これらのことよりこの疾患の進行状態を知るためには視力,暗順応,ERG, EOG (Lightrise)検査が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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