文献詳細
臨床報告
文献概要
市中病院における最近の眼外傷患者の実態を探る目的で,1986年と1987年の2年間の自験例について調査した。
眼外傷の患者数は292人で,これは同期間中の初診患者数11,369人の2.6%に相当していた。男201例,女91例で,男女比はほぼ12対1であった。年齢階層別では男は10歳台が201例中50例(24%),女は20歳台が91例中28例(31%)で最も多かった。原因別ではスポーツ外傷が65例(22%)で最も多く,次いで労働災害が40例(14%)であった。
臨床的に緊急性が高かったのは292例中105例(36%)であった.
視力が最終的に0.2以下となった重症例は9人(3.1%)で,その病態別内訳は眼球壁穿孔性外傷5例,網膜振盪症2例,視神経損傷2例であった。
眼外傷の患者数は292人で,これは同期間中の初診患者数11,369人の2.6%に相当していた。男201例,女91例で,男女比はほぼ12対1であった。年齢階層別では男は10歳台が201例中50例(24%),女は20歳台が91例中28例(31%)で最も多かった。原因別ではスポーツ外傷が65例(22%)で最も多く,次いで労働災害が40例(14%)であった。
臨床的に緊急性が高かったのは292例中105例(36%)であった.
視力が最終的に0.2以下となった重症例は9人(3.1%)で,その病態別内訳は眼球壁穿孔性外傷5例,網膜振盪症2例,視神経損傷2例であった。
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