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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻10号

1990年09月発行

文献概要

特集 小児眼科診療マニュアル—私はこうしている 検査の進め方と読み

屈折検査(3歳以上)の実際

著者: 黒田紀子1

所属機関: 1千葉県こども病院眼科

ページ範囲:P.1534 - P.1536

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 小児の診療にあたり,屈折検査はいかなる疾患を見る上でも,最も基本的,かつ重要な検査である。屈折異常の矯正は、原疾患に対する治療と平行して行われる必要があり,たとえ重篤な器質性疾患のために良好な視力が望めない場合でも,屈折異常の矯正でさらに視力が何段階か上昇することも経験する。また,就学前に屈折異常が発見される機会は極めて少なく,なんらかの主訴で受診した患者はその機会を利用し,一度は他覚的検査を行うようにしている。小児によっては正しい屈折値を得ることが,非常に困難な場合もあるが,困難な症例ほど他覚的屈折検査を必要としていることも多い。もちろん保護者に屈折検査の重要性を十分に説明し理解協力を得ることも必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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