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文献概要
特集 小児眼科診療マニュアル—私はこうしている 診療の実際—ポイントとコツ
涙器疾患
著者: 大島崇1
所属機関: 1大島眼科
ページ範囲:P.1591 - P.1593
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1.結膜乾燥症
先天異常:先天涙腺欠損;家族性自律神経失調(Railey-Day syndrome):いずれも稀なものであるので筆者も経験がなく治療法は分からない。
後天性疾患:Vitamin A欠乏症(xeroder-mia, keratomalacia):先天異常としても起こり得るが,栄養不良,消化器疾患,肝臓疾患の治療の為の極度な食事制限により起こることがある。結膜,角膜の乾燥と角化が診断のポイントとなる。そのような状態の時は血中のvitamin A定量を定期的に行うことで,予防ができる。治療としてはvitamin Aを投与すれば直ちに回復するが,何よりもvitamin Aに思い当たることが第一である。我国では稀であるが,アジア,アフリカなどの低開発国では小児の失明原因のトップを占める疾患である。
1.結膜乾燥症
先天異常:先天涙腺欠損;家族性自律神経失調(Railey-Day syndrome):いずれも稀なものであるので筆者も経験がなく治療法は分からない。
後天性疾患:Vitamin A欠乏症(xeroder-mia, keratomalacia):先天異常としても起こり得るが,栄養不良,消化器疾患,肝臓疾患の治療の為の極度な食事制限により起こることがある。結膜,角膜の乾燥と角化が診断のポイントとなる。そのような状態の時は血中のvitamin A定量を定期的に行うことで,予防ができる。治療としてはvitamin Aを投与すれば直ちに回復するが,何よりもvitamin Aに思い当たることが第一である。我国では稀であるが,アジア,アフリカなどの低開発国では小児の失明原因のトップを占める疾患である。
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