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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻10号

1990年09月発行

文献概要

特集 小児眼科診療マニュアル—私はこうしている 診療の実際—ポイントとコツ

結膜疾患

著者: 松村香代子1

所属機関: 1国立療養所香川小児病院眼科

ページ範囲:P.1595 - P.1598

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 私の勤務する香川小児病院では立地条件から,全く制限せずに小児の診療を行っているため,小児の眼疾患の実態がよく把握できると考えられる。日常の診療において,結膜疾患はよく遭遇する疾患であり,当科では新患の約20%が結膜疾患でしめられる。結膜疾患のうちほぼ90%が結膜炎で,この結膜炎の約70%が感染性であり,約30%がアレルギー性である。結膜炎以外の疾患としては腫瘍,異物,外傷などがある。たかが結膜疾患との印象をもちかねないが,重症偽膜性結膜炎,クラミジア感染症など視力障害,合併症の併発につながる場合もあり,正確な診断と治療が行われなければならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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