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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻11号

1990年10月発行

文献概要

臨床報告

外傷性前房出血に合併した角膜血染症の1例

著者: 佐々木次壽1 菅澤啓二1 浅井源之1 越生晶1

所属機関: 1厚生連高岡病院眼科

ページ範囲:P.1757 - P.1760

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 外傷性前房出血に合併した角膜血染症の1例を報告した。その原因は受傷後4日目に発生した二次性前房出血と続発性緑内障であった。強角膜切開創から凝血塊の圧出を行ったにもかかわらず,角膜血染症による角膜の混濁の消失には約17か月の長期間を要した。
 以上のことから外傷性前房出血を認めた場合,受傷後1週間は安静を保ち,角膜血染症の原因となりやすい二次性前房出血の防止に努めることが重要であることを強調した1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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