文献詳細
臨床報告
文献概要
外傷性前房出血に合併した角膜血染症の1例を報告した。その原因は受傷後4日目に発生した二次性前房出血と続発性緑内障であった。強角膜切開創から凝血塊の圧出を行ったにもかかわらず,角膜血染症による角膜の混濁の消失には約17か月の長期間を要した。
以上のことから外傷性前房出血を認めた場合,受傷後1週間は安静を保ち,角膜血染症の原因となりやすい二次性前房出血の防止に努めることが重要であることを強調した1)。
以上のことから外傷性前房出血を認めた場合,受傷後1週間は安静を保ち,角膜血染症の原因となりやすい二次性前房出血の防止に努めることが重要であることを強調した1)。
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