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臨床報告
トラベクロトミーが有効であった虹彩振盪による色素性緑内障
著者: 飯田高志1 松村美代1 後藤保郎1
所属機関: 1兵庫県立尼崎病院眼科
ページ範囲:P.1778 - P.1780
文献購入ページに移動視神経萎縮,視野狭窄を認めたが,自覚症状はなく,たまたま発見された。
薬物療法のみでは,眼圧コントロール不良で,トラベクロトミーのみを施行した。
術後眼圧は,すみやかに降下し,交感神経β遮断薬点眼のみで,術後2年を経過して,眼圧コントロール良好である。
トラベクロトミーは,線維柱帯を切開して,房水流出抵抗を低下させることにより,原発性,続発性を問わず,色素性緑内障に有効であると考えられる。
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