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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻11号

1990年10月発行

文献概要

臨床報告

経強膜的網膜剥離手術による眼球形状の経時変化

著者: 佐藤恵美子1 谷原秀信1 天野浩之1 植田良樹1 鈴木聡美1 石郷岡均1 本田孔士1 河野眞一郎2 根木昭3

所属機関: 1京都大学医学部眼科学教室 2帝京大学医学部眼科学教室 3天理ようづ相談所病院

ページ範囲:P.1785 - P.1790

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 裂孔原性網膜剥離に経強膜的網膜剥離手術を施行された146例150眼について眼球形状変化を計測した。術後早期にはエクソプラント法での眼軸長は−0.8%の減少,輪状締結術では1.6%の増加を認めた。また輪状締結術では術後1年でも眼軸長増加傾向が遷延する症例があった。角膜屈折度は,術式にかかわらず,0.5〜0.8%の軽度増加傾向を示し,年齢やバックリングの材質は眼球形状には大きな影響はなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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