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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻11号

1990年10月発行

文献概要

臨床報告

Macular puckerに対する硝子体手術の経験

著者: 横井匡彦1 加瀬学1 堀本みどり1 粂田信一2 長田廉平3 加藤富士子4

所属機関: 1手稲渓仁会病院眼科 2天使病院眼科 3市立砂川病院眼科 4川沿眼科

ページ範囲:P.1795 - P.1799

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 Macular puckerに対する硝子体手術の6症例7眼を経験した。Macular puckerの原因は,特発性のもの3例3眼,網膜剥離手術に続発したもの2例2眼,ターソン症候群に続発したもの1例2眼であった。手術によって5眼に視力が改善した。術後の視力回復経過を詳細に検討したところ,術後1か月から2か月の間に急激な視力上昇がみられ,3か月以降では大きな変動がなかった。術後視力は,網膜上膜の形態学的変化から予測できず,螢光眼底撮影による網膜の器質的変化の検索が重要であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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