文献詳細
文献概要
臨床報告
外傷性亜脱臼白内障に対する後房レンズ二次移植の1例
著者: 浅香猶子12 石田俊郎1
所属機関: 1富山医科薬科大学 2社会保険高岡病院
ページ範囲:P.1825 - P.1827
文献購入ページに移動手術に際してチン小帯損傷の拡大,過剰な硝子体脱出を防止するため,前嚢切開は,ディスポーザブル針によるcan-opener capsulotomyを行い,核娩出はcryo-tipを用いて行った。約6か月後に後房レンズの二次移植を行い,その後1年5か月経った時点で,良好な矯正視力と両眼視機能が保たれている。
チン小帯損傷例に対して,症例と手術法を選択すれば,両眼視機能維持の面で後房レンズ移植は有効と考えられた。
掲載誌情報