icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻12号

1990年11月発行

文献概要

臨床報告

糖尿病性黄斑浮腫に対する星状神経節ブロック療法

著者: 小幡博人12 山下英俊2 清水可方3

所属機関: 1旭中央病院眼科 2東京大学医学部眼科 3旭中央病院麻酔科

ページ範囲:P.1841 - P.1845

文献購入ページに移動
 糖尿病性黄斑浮腫8例8眼に,星状神経節ブロック(SGB)を施行した。SGB施行回数は,1例は29回,残りの7例は10〜11回であり,術後3か月間経過観察した。最終観察時点で,8例中4例に視力改善,3例に螢光眼底所見の改善が認められた。汎網膜光凝固後の6例については,視力および螢光眼底所見の改善は2例,不変は3例であった。臨床的にグリッドパターン光凝固や酸素療法と同等の効果をもつ治療手段であると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?