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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻12号

1990年11月発行

臨床報告

ベーチェット病にシェーグレン症候群が合併した2例

著者: 難波克彦1 小川智美1 稲葉午朗2 岸いずみ2 宮永嘉隆3

所属機関: 1帝京大学溝口病院眼科 2七沢病院内科 3東京女子医科大学第2病院眼科

ページ範囲:P.1857 - P.1860

文献概要

 ベーチェット病とシェーグレン症候群の合併は,これまで報告されていない。筆者らはこれら2疾患を合併した症例を初めて報告した。症例はいずれも女性で,50歳の完全型と,56歳の陰部潰瘍を欠く不全型のベーチェット病である。2症例はまたシェーグレン症候群と確定診断された。両疾患の合併の機序は明らかではないが,1例では,HLAの関与が示唆された。また合併の起こりにくい理由として,性ホルモンが関与している可能性が考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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