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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻13号

1990年12月発行

文献概要

臨床報告

ステロイド非投与による実質型角膜ヘルペスの治療

著者: 桑山信也1 下村嘉一2 松田司1 濱野孝1 眞鍋禮三1

所属機関: 1大阪大学眼科 2大阪労災病院眼科

ページ範囲:P.1929 - P.1933

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 実質型角膜ヘルペス13症例13眼に対し,ステロイド非投与でアシクロビル点滴静注(750mg)を10日間連日投与(6眼),あるいは完全分子型グロブリン製剤点滴静注(2.5g)を5〜12日間連日投与(7眼)した。併用薬剤として抗ウイルス薬と抗生物質の点眼を用いた。
 全例に角膜浮腫と毛様充血の軽減がみられた。7例(7眼)に角膜ヘルペスの再発回数の減少が認められた。
 実質型角膜ヘルペスの治療に際し,ステロイド非投与にても良好な結果が得られた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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