icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻13号

1990年12月発行

Report from Overseas

中国における急性出血性結膜炎の流行

著者: 張文華1 張士元1

所属機関: 1北京市眼科研究所

ページ範囲:P.1975 - P.1978

文献概要

 1970年代の初期から約20年にわたり,全世界的に急性出血性結膜炎(AHC)の大流行を3回繰り返した。中国も例外ではなく全国的大流行が起こり,特に鉄道や沿海に近い地域では爆発的に流行した。非好発期でも局部の地域を中心に小流行と散発症例が発生した。はじめの大流行ではウイルスを分離できたが,抗血清がなく分離株は同定できなかった。しかしエンテロウイルス(EV70)と推定できた。1980年代初期の大流行期間に分離したウイルス株はEV70と同定できた。1988年爆発的流行期間の大多数の地域からのウイルスはコクサッキーウイルスA24型の変異株(CA24v)が分離された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら