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Chediak-Higashi症候群の1例
著者: 上田佳代1 石橋達朗1 西村みえ子2 山名敏子3 吉村圭子4 岸田邦雄5
所属機関: 1九州大学医学部眼科学教室 2医療法人浩心会 3浜の町病院眼科 4福岡市立こども病院眼科 5浜の町病院小児科
ページ範囲:P.119 - P.123
文献購入ページに移動眼科的には羞明,眼振,内斜視,左上斜視および乱視(初診時遠視性,のちに雑性)があり,虹彩は初診時淡褐色,眼底は白子様眼底であった。加齢とともに虹彩の色素は増加し2歳頃には濃い褐色となり,眼底赤道部の色素もやや増加した。黄斑部は軽度の低形成,ERGはsubnormalで,4歳6か月時矯正視力右0.5,左0.1であった。2歳時に斜視手術を行い,その際採取した結膜を電顕的に観察し,巨大顆粒をもつマクロファージを確認した。
Chediak-Higashi症候群は,乳幼児の眼白子症の鑑別疾患のひとつとして重要である。
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