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臨床報告
慢性緑内障眼における羞明に関する検討
著者: 星野峰子1 溝上國義2
所属機関: 1兵庫県立成人病センター 2神戸大学医学部眼科
ページ範囲:P.145 - P.147
文献購入ページに移動対象は,前眼部と中間透光体に混濁のない,年齢15〜58歳,矯正視力1.0以上,視野湖崎分類Ⅰb期〜Ⅲb期までの慢性緑内障眼41例70眼である。グレアテスターによる検査を施行し,グレア難視2.5%の視標が見えるか見えないかの2群に分類し,視野ステージと,オクトパス自動視野計による傍中心6度での感度低下との相関を調べた。
その結果,グレア視力障害は傍中心での緑内障暗点と相関していた。緑内障初期の段階からグレア視力に影響を及ぼす中心部視神経障害の存在が示唆された。グレアテスターは緑内障初期暗点診断に有用である。
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