icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻2号

1990年02月発行

臨床報告

原発開放隅角緑内障患者の眼圧変動昼間測定の臨床的意義

著者: 安藤一彦1 山上聡2 新家真2

所属機関: 1公立昭和病院眼科 2東京大学医学部眼科

ページ範囲:P.163 - P.166

文献概要

 緑内障外来に通院する原発開放隅角緑内障患者34例62眼を対象として,その眼圧変動昼間測定を行い,それ以前に外来で測定された眼圧と比較検討した。両者の最高値について,眼圧昼間変動における最高値の方が有意に低いという結果が得られたが,最低値,平均値は両者間で差がなかった。また,ほぼ1か月に一度の眼圧測定で常に21mmHg以下の症例では眼圧変動昼間測定を行って最高眼圧が22mmHg以上となった症例は7%にすぎず,むしろ眼圧コントロール不良例で,患者が指示通り眼圧降下剤の点眼内服を行っているか否かが正確に把握できた症例が多かった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら