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臨床報告
Pigmentary dispersion syndromeの1例
著者: 宇都裕恵1 荒木英生1 菅井滋1 猪俣孟1
所属機関: 1九州大学医学部眼科
ページ範囲:P.183 - P.186
文献購入ページに移動症例は37歳日本人男性で,両眼に角膜裏面のKrukenberg's spindle,隅角の著明な色素沈着,水晶体赤道部後面の色素沈着を認めた。虹彩のtrans-illumination defectはみられなかった。
本症はわが国では少ないので,誤診されやすい。本症例は当初ぶどう膜炎と診断された。
本症はpigmentary glaucomaへ移行する可能性もある。今後慎重な経過観察が必要である。
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