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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻2号

1990年02月発行

文献概要

臨床報告

虹彩切除術を行った転移性虹彩腫瘍の1例

著者: 緒方奈保子1 加賀典男1 三木耕一郎1 上田恵2

所属機関: 1関西医科大学眼科学教室 2関西医科大学病理学教室

ページ範囲:P.195 - P.198

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 58歳男性で,左眼霧視にて眼科受診し,左眼に虹彩毛様体炎をともなう虹彩腫瘍を発見された。虹彩全幅切除術により腫瘍を摘出し,病理組織学的に検索したところ,未分化な腺癌であった。全身検査にては,胸部レントゲン撮影及び,CT検査などより肺の腺癌と診断され,脳内移転巣も見られた。術後経過は順調であったが,その後全身状態の悪化で,初診後4か月で死亡した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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