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文献概要
連載 眼の組織・病理アトラス・41
発育異常緑内障 早発型
著者: 田原昭彦1 猪俣孟1
所属機関: 1九州大学
ページ範囲:P.224 - P.225
文献購入ページに移動眼球が大きい,角膜の混濁,羞明,流涙などの症状に親が気付いて眼科を受診することが多い。角膜径が11mm以上に拡大し,前房が著しく深く,高眼圧によって角膜浮腫,デスメ膜断裂などの所見を認める。さらに隅角鏡検査で隅角形成不全が観察されれば診断は確実である。隅角形成不全の隅角鏡所見についての明確な基準はいまだ確立していないが,毛様体帯が透見できない,あるいは非常に狭い所見は隅角形成不全の指標となる(図1)。
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