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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻3号

1990年03月発行

文献概要

特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(1)1989年10月 名古屋 学会原著

Digital Fundus Camera(IMAGE net)による蛍光眼底造影検査

著者: 播村佳昭1 白木邦彦1 三木徳彦1 上江田安彦2

所属機関: 1大阪市立大学医学部眼科 2上江田眼科

ページ範囲:P.245 - P.248

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 CCDカメラで撮像し,デジタル信号を画像処理するdigital fundus camera (DFC)であるTOPCON製IMAGE netのプロトタイプを各種眼底疾患38例の蛍光眼底造影検査に臨床試用して,既報のOIS製DFC−512と比較した。DFCによる撮像と35mm写真フィルムでの従来の撮影を同時に行い,モニターディスプレー上のDFC処理画像を写真撮影した。DFC−512ではcontrast enhancement処理で,周辺の光量不足が強調されて著しく暗くなる症例があった。IMAGE netでは,画像を分割して,各々を処理するので,この欠点が少なかった。必要な撮像光量,システム有効画素,メモリー容量などでIMAGE netが優れたが,他の種類の画像処理の有用性や画質には大差はなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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