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特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(1)1989年10月 名古屋 学会原著
非虚血型網膜中心静脈閉塞症に対する汎網膜光凝固療法の臨床的検討
著者: 田村京子1 園田日出男1 安藤伸朗2 藤井青3 関伶子4
所属機関: 1燕労災病院眼科 2新潟大学医学部眼科 3新潟市民病院眼科 4新潟済生会病院眼科
ページ範囲:P.265 - P.269
文献購入ページに移動ischemic CRVOへの移行例を除くnonis-chemic CRVO 60眼のうち,網膜症が中等度以上の例をPRP施行眼(A群)19眼と光凝固未施行群(B群)12眼にわけ検討した。最終視力0.1以下の視力予後不良例がA群で16眼,84.2%,B群で3眼,25.0%であり,視力改善率はA群10.5%,B群83.3%で視力悪化率はA群57.9%,B群0%とA群が有意に視力予後不良であった。nonischemic CRVOに対する発症早期のPRPは視力改善には無効であり,さらに視力を悪化させる危険も少なくない。網膜症の進行例やischemic CRVOへの移行例を除き,その施行は慎重であるべきである。
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