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特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(1)1989年10月 名古屋 学術展示
老人における結膜嚢内常在菌の検索および多剤耐性菌の存在について
著者: 安本京子1 西田輝夫2 大鳥利文2
所属機関: 1阪和泉北病院眼科 2近畿大学医学部眼科
ページ範囲:P.296 - P.297
文献購入ページに移動方法 阪和泉北病院人院中の老人で眼感染症を認めない200名(男性62名,女性138名,平均年齢77.2±1.0歳)を対象に,1989年1月より9月までの期間に実施した。方法は,滅菌綿棒で下眼瞼結膜を擦過し,グラム染色を行い顕微鏡下で菌の存在を確認した。一方菌を増菌培養し,菌種の同定も行った。分離した各菌種について抗生物質に対する感受性を,Kirby-Bauer法に従い4段階評価を行った。分離した表皮および黄色ブドウ球菌については,日本化学療法学会小委員会法1)に基づき,12.5μg/mlジメチオキシフェニールペニシリン(DMPPC)含有のHeart Infu—sion Agar (Difco)培地で培養し,発育した場合をメチシリン耐性表皮ブドウ球菌(MRSE)またはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)と判定した。
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