文献詳細
特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(1)1989年10月 名古屋
学術展示
文献概要
緒言 従来日常の外来診療において眼球運動障害をスクリーニングする手段としては,上下涙点と瞳孔縁,外眼角と角膜縁の位置関係を利用した方法が用いられている。しかしこの方法は眼瞼や瞳孔径の異常による影響をうけ,また涙点の発見が困難な場合がある。
そこで我々は,眼球からの反射光を利用した眼球運動測定法を試み従来の方法と比較した。また本法で定量化が可能であることを利用し,眼球運動の加齢による変化,糖尿病皮び動脈硬化症による影響に関して検討した。さらに,Haab瞳孔計の目盛りを利用して眼球運動に伴う角膜縁の移動距離を測定する方法(以後Haab法)も広く行われているので本法と比較した。
そこで我々は,眼球からの反射光を利用した眼球運動測定法を試み従来の方法と比較した。また本法で定量化が可能であることを利用し,眼球運動の加齢による変化,糖尿病皮び動脈硬化症による影響に関して検討した。さらに,Haab瞳孔計の目盛りを利用して眼球運動に伴う角膜縁の移動距離を測定する方法(以後Haab法)も広く行われているので本法と比較した。
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