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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻3号

1990年03月発行

文献概要

連載 眼科手術のテクニック—私はこうしている・15

隅角所見から見た術式の選択—続発性緑内障

著者: 湖崎淳1 根木昭1

所属機関: 1天理よろづ相談所病院眼科

ページ範囲:P.351 - P.353

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I.隅角所見
 続発性緑内障の原因は炎症,外傷,新生血管,水晶体起因性,上強膜静脈圧上昇,虹彩角膜内皮症候群,眼内腫瘍など多様である。眼圧上昇の機序には開放隅角性,閉塞隅角性及び両者の混在するものがあり,隅角所見は勿論のこと角膜,前房,水晶体,硝子体,眼底の精査が術式選択の基本となる。原因を充分に考察せずに術式を決定すると手術が無効なばかりか事態をさらに悪化させかねない。所見を発見するのではなく所見を否定していくつもりで隅角を観察することが大切である。以下,日常比較的よく手術適応となる続発性緑内障を取り上げる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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