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特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(2)1989年10月 名古屋 学会原著
白内障術後の色覚補正用着色レンズの検討
著者: 工藤仁1 萩原早1 斉木貴美1 浜野薫1 小原ふく子1 花房晶1 太田安雄1
所属機関: 1東京医科大学眼科
ページ範囲:P.473 - P.475
文献購入ページに移動実験の結果,50歳代とほぼ同程度の着色の検眼レンズ装用時には,検眼レンズ非装用時に比べて色覚が正常化したものが多く見られた。着色濃度が50歳代とほぼ同程度のものでは,色覚に異常をきたしたものはなかったが,濃度が増すと異常をきたすものがあった。
今回の実験結果より,白内障術後の色覚補正用検眼レンズの濃度は,50歳代に相当する程度の濃度が適当であると思われた。
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