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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻4号

1990年04月発行

特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(2)1989年10月 名古屋

学術展示

網膜剥離手術における水晶体自発螢光

著者: 万代道子1 谷原秀信1 小椋祐一郎1 河野真一郎1 大内晶代1 荻野誠周2

所属機関: 1京都大学医学部眼科 2愛知医科大学眼科

ページ範囲:P.518 - P.519

文献概要

 緒言 網膜剥離術後の長期経過後の視力低下の原因のひとつに白内障が影響することが指摘されている1)。また網膜剥離に対する硝子体手術の後にはフルオロフォトメトリーにより水晶体自発螢光が増加していくことが報告されている2)。そこで今回,我々は経強膜的な網膜剥離手術後の水晶体自発螢光を測定し,非剥離眼である他眼と比較した。
 対象 1)片眼性網膜剥離に対して経強膜的に網膜剥離手術を施行された,2)両眼核自内障のみが見られるか,水晶体混濁を認めない,3)角膜疾患などの中間透光体混濁を認めない,4)糖尿病でない,5)緑内障手術や硝子体手術などの既往がない,6)散瞳が良好である,というすべての条件を満たした症例26例26眼であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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