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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻5号

1990年05月発行

文献概要

特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(3)1989年10月 名古屋 学会原著

Trabeculotomy retrospective study—(第4報)術後の視野変化について

著者: 湖崎淳1 寺内博夫1 奥平晃久1 根木昭1 永田誠1 谷原秀信2 竹内篤2

所属機関: 1天理よろづ相談所病院 2京都大学医学部眼科

ページ範囲:P.625 - P.627

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 各種緑内障に対し第1回目の手術としてトラベクロトミーを施行した387眼について平均3年3か月の期間視野の変化を調査した。視野狭窄の進行に影響する要因について考察した。眼底コントロールが良好であっても24.5%に視野狭窄の進行が認められた。視野障害は,高齢者,高血圧,肥満者に視野狭窄の進行しやすい傾向が認められた。術前視野が湖崎分類Ⅰ期の症例はそれ以後の時期の症例より術後視野は進行しにくかった。視野狭窄の進行と術後眼圧の相関はなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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