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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻5号

1990年05月発行

連載 眼科手術のテクニック—私はこうしている・17

リカバリーフラップからのトラベクロトミー

著者: 荻野誠周1

所属機関: 1愛知医大

ページ範囲:P.690 - P.691

文献概要

Early perforation
 トラベクロトミーを成功させるために重要なポイントは,シュレム管を発見するに容易な強膜弁をつくること,トラベクロトームをシュレム管に確実に挿入すること,トラベクロトームをメッシュワーク側に回転すること,の3つである。
 簡単そうで意外に難しいのはトラベクロトームを間違いなくシュレム管へ挿入する手技である。ゆっくりと静かに,丁寧に挿入しないとトラベクロトームの先端は容易に前房に穿孔する。この早期穿孔early perforationは手術を無効にする,というより未施行の状態にしてしまう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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