文献詳細
特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(3)1989年10月 名古屋
学術展示
文献概要
緒言 色素性緑内障(pigmentary glaucoma)は中等度の近視を有する若年の男性に好発する緑内障である。1949年にSugarら1)が命名して以来,色素性緑内障に関する報告はSugarの自験例19例を含めた147例の総説2),自験例104例の臨床所見をまとめたScheie and Cameronの論文3)など欧米には多数あるが,わが国では数例4-8)にすぎない。今回,同胞2人が開放隅角緑内障を有する家系の一員に,色素性緑内障と考えられる症例を経験したので報告する。
症例:32歳男性。
症例:32歳男性。
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