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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻5号

1990年05月発行

文献概要

特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(3)1989年10月 名古屋 学術展示

緑内障に対するメコバラミンの効果—5年以上遠隔成績

著者: 酒井忠1 村田稔2 雨宮次生2

所属機関: 1国立嬉野病院眼科 2長崎大学医学部眼科

ページ範囲:P.704 - P.705

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 緒言 メコバラミン(メチコバール®)が緑内障の視野障害に対して有効であるとの報告は多いが,いずれも1〜2年間の短期間のもので,長期間の報告は見られない。我々は5年以上メコバラミンを投与した慢性緑内障眼を対照眼およびメコバラミンの投与が5年未満の慢性緑内障眼と比較検討し,メコバラミン投与群で視野変化に対して良い結果を得たので報告する。
 症例 症例は慢性緑内障患者で5年以上視野の経過を追えた国立嬉野病院眼科の109眼と長崎大学眼科の23眼計132眼で,中途失明眼,低眼圧緑内障眼は除いた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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