icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻5号

1990年05月発行

文献概要

特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(3)1989年10月 名古屋 学術展示

テルソン症候群の硝子体手術に関する検討

著者: 黒川真理1 田中稔1 稲垣有司1 太田俊彦1 中川正昭1 小林康彦1

所属機関: 1順天堂浦安病院眼科

ページ範囲:P.718 - P.719

文献購入ページに移動
 緒言 くも膜下出血に硝子体出血を伴う例は1900年にTerson1)がoculocerebral syndromeとして報告以来,Terson症候群と呼ばれている。本症は比較的稀な疾患であるが,近年脳外科的治療等の発達により,眼科領域でも硝子体手術の適応や有用性についての報告が増加してきている。
 今回,我々は4例のTerson症候群を経験し,そのうち5眼に硝子体切除術を施行し,本症の黄斑部に興味ある所見を得たので,その結果等を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?