文献詳細
臨床報告
文献概要
保存的に経過観察した6症例6眼の網膜動脈瘤の螢光眼底造影所見を検討した。
螢光眼底造影像の推移には3型があった。1)動脈相で螢光色素が動脈瘤内に貯留後,動静脈相以後動脈瘤壁から螢光色素が旺盛に漏出する型,2)動脈相では動脈瘤像が得られず,初期静脈相から造影後期に動脈瘤壁の染色あるいは軽度の漏出によって動脈瘤像の得られる型,3)造影後期でも動脈瘤は造影されず,動脈瘤存在部の動脈内腔の狭窄不整の所見から間接的に動脈瘤の存在がわかる型である。以上の各型は,動脈瘤が器質化して行く過程で,1,2,3の順を追う可能性があると考えた。
螢光眼底造影像の推移には3型があった。1)動脈相で螢光色素が動脈瘤内に貯留後,動静脈相以後動脈瘤壁から螢光色素が旺盛に漏出する型,2)動脈相では動脈瘤像が得られず,初期静脈相から造影後期に動脈瘤壁の染色あるいは軽度の漏出によって動脈瘤像の得られる型,3)造影後期でも動脈瘤は造影されず,動脈瘤存在部の動脈内腔の狭窄不整の所見から間接的に動脈瘤の存在がわかる型である。以上の各型は,動脈瘤が器質化して行く過程で,1,2,3の順を追う可能性があると考えた。
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