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特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(4)1989年10月 名古屋 学会原著
閉塞隅角緑内障に対する虹彩切除術後のsecondary plateau iris syndromeについて
著者: 千原悦夫1 岡田守生1 吉村長久1 沖波聡1
所属機関: 1京都大学医学部眼科
ページ範囲:P.831 - P.834
文献購入ページに移動一過性に12mmHg以上上昇したものは15眼(14%)に見られた。前房内への色素細胞の遊出は一過性の眼圧上昇と有意に相関する(p<0.05)が,線維柱帯の房水通過障害とは関係がない。開放隅角のままで眼圧上昇発作を起こすものは,線維柱帯が周辺前癒着PASや色素沈着で機能不全を起こしている状態の上に軽度の前房内細胞遊出や狭隅角が加わっておこるものと考えられた。散瞳によって隅角が閉塞し,眼圧が上昇したものは2眼に見られ,pupillary blockの後に出現したsecon-dary plateau iris syndromeと考えられた。
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