文献詳細
連載 眼科薬物療法のポイント—私の処方・18
文献概要
患者は23歳の男性。16歳の頃より近視のため眼鏡を使用していたが半年前からコンタクトレンズ似下CLと略)を装用するようになった。ある日,CLを装用したまま就寝してしまい,翌日より左眼の充血,異物感があった。2〜3日様子をみていたが良くならないためCLの処方を受けた診療所を受診した。左眼角膜に傷があると言われ,抗生剤などの点眼で治療されたが良くならなかった。そのため他の眼科を受診したところ,そこでは角膜ヘルペスではないかと言われ,抗ウイルス剤,ステロイド剤などの点眼剤を処方された。しかし就眠できない程の痛みがあり,視力障害も強かったため筑波大学眼科を受診した。主訴:左眼視力低下,強度の眼痛
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